女王蜂 (Queen Bee)
売春 | Baishun
[Verse 1]
青春の1ページにひとつたらした汚点
脱色剤撒き散らして 穴だらけにした教則本
簡単な道理だけで 出来ていた僕がよけい
算段の狂いに気がついた頃 きみがもう僕の部屋へ

[Verse 2]
永続性持つはずかない誰もが察して伏せていくよ
「大丈夫」の言葉に宿った匂いたつ程の暴力性
現代文言うとおりにしてもらいたいのどうすればいい
道徳感叩き直されても確かな意味を見出せずに

[Chorus]
あたしが売る春 僕が奪う春
一枚薄紙を捲れば湿った肌色に傷がつく
あなたが被害書 君は支配者に
せめて後ろめたさだけは残さないでおこう

[Verse 3]
留守電に残る声に愛着なんて覚えないで
心配性なその指輪に傷一つつけず抱かれるから
安心感振りかざして受容だなんて言えないこと
生きてきたからわかるよ傷まみれでもまだつけよう

[Chorus]
あなたは知る筈 君は願うはず
普通をよしとする心に制裁をくらわせては片付ける
誰にも言えずに保つ日が暮れる
せめて傍観者にだけはなりたくない なれないね
[Verse 4]
一刻も早くここから抜け出そう
ちゃんとした2人を待つのには
あまりにも時間が無いことぐらい
嫌というほどわかってるだろう

[Bridge]
ええ重々承知なのよ
だけどあなたに誂えたピンヒールに
足がとられてもう動けないの いっそ置き去ってよ

[Verse 5]
笑い会える日々は 今日で最後だと
頭の中に刻みつけいつも結末だらけで嫌になる
報われる日々を 望むなんて厚かましいね
譲り合いと自重繰り返す 増すものがない 寂しいね

[Chorus]
あたしが売る春 僕が奪う春
思い出なんかにしたりしないで
せめて 共犯者でいよう
二人が散る春