梶浦由記 (Yuki Kajiura)
花の唄 (Hana no Uta)
[Aimer「花の唄」歌詞]
[ヴァース 1]
その日々は夢のように
臆病な微笑みと
やさしい爪を
残して行った
退屈な花びらのように
くるしみを忘れて
貴方の背中でそっと
泣いて笑った
[プリコーラス]
帰らぬ日々を思うような
奇妙な愛しさに満ちた
箱庭の中で 息をひそめ
季節が行くことを忘れ
静かな水底のような
時間にいた
[コーラス]
冷たい花びら 夜に散り咲く
まるで白い雪のようだね 切なく
貴方の上に降った
かなしみを全て
払いのけてあげたいだけ
貴方のこと傷つけるもの全て
私はきっと許すことは出来ない
優しい日々 涙が出るほど
帰りたい 貴方と二人で
見上げた 花びらが散った
[ヴァース 2]
月が雲に隠れて
貴方は道を失くして
泣き出しそうな
目をしてた
ぎざぎざなこころだって
ふたつ合わせてみれば
優しいものがきっと
生まれてくるわ
[プリコーラス]
私を傷つけるものを
貴方は許さないでくれた
それだけでいいの
[ブリッジ]
戯れに伸ばされた
貴方の手にしがみ付いた
諦めていた世界に
やがて温かな灯がともる
[コーラス]
冷たい花びら 夜を切り裂く
私が摘んだ光をみんな束ねて
貴方の上に全部
よろこびのように
撒き散らしてあげたいだけ
わるいことをしたらきっと貴方が
怒ってくれると約束したよね
だからきっともう一度
私を見つけてくれるよね
寂しいところに
もういなくていいね
一人で 見上げた
花びらが散った