米津玄師 (Kenshi Yonezu)
遊園市街 (Yuenshigai)
[ハチ「遊園市街」歌詞]

夜の底海に落ちた
碧い影がふらついて
街灯が垂らした涎
捨てられた街の中で

下らない嘘で笑わない?
間違いさえも無いように
メリーゴーラウンド溶けてくバニラ
埃塗れの兎達

もう動かない観覧車
その中で君は泣いた
吐き出しそうに歌っている
空が溶けだすのその前に
ねえ

嘘みたい? 弾ける灯
きっと頑丈に捩じ込んで
呟いて息を吐いて
レールの上を歩いていく

蛙の目塔に並んだ
亡霊の歌に飛び込んだ
なんでもいいと、君は揺れる
無理をしてる
輪郭さえも朧いだ
ずっと二人でいようね
何処にも行けずに歌っている
このままでいい錆び付いて

きっと僕ら死にながら生まれて来ただけの
何でもない小さな街灯

そう踊り出した電池切れの縫いぐるみ
片腕のシュバリエ弦のはねったヴィオラ
ねえ「こんなこと」って全部笑ってしまおうぜ
さあさあ飾り付けようか
今日は二人の誕生日

そう踊り出した電池切れの縫いぐるみ
片腕のシュバリエ弦のはねったヴィオラ
ねえ「こんなこと」って全部笑ってしまおうぜ
さあさあ飾り付けようか
今日は二人の誕生日

もう動かない観覧車
その中で君は泣いた
吐き出しそうに歌っている
空が溶けだすのその前に

こんな日なんか無くなって
夢に溶けていけばいいんだ
手を繋いでほうら歌っている
捨てられた街の中
ねえ