まふまふ (Mafumafu)
忍びのすゝめ (Shinobi No Susume)
[まふまふ「忍びのすゝめ」歌詞]

[Verse 1]
どれだけ歩めども 道はなく
彷徨うは千里先
それが人の世だと 笑う君だったんだ
然れど散りゆく定め

[Pre-Chorus]
この一世を例えるなら
止まず 頻る 遣らずの雨
消える夜鳥に夢花火
水面に映る月を求めて
悔やむことは もうやめた

[Chorus]
忍び偲べ 心隠して
踊り踊る世界を回せ
鏡越しに隠していた
ボクが泣きじゃくっている間に
先見えぬ夜に紛れましょう
悟られぬよう口を噤みましょう
最愛も 恋情も 朋友も 友情も
手に掛ける覚悟はあるか?
暗がりの向こうに
潜む忍者になって
あの日の夢まで
切り捨ての免罪符
[Verse 2]
誰そ彼時までは身を隠して
その陰に今日を置く
二世も契れぬまま 彷徨えるボクは
ひどく醜い『手の目』

[Pre-Chorus]
徒花のその姿に 心惹かれても
現世だって朧月
何もかもを閉ざした矢先に
君に恋するという報い

[Chorus]
片恋の行く先を知りたい
その手負いの心を救いたい
返り血の装束じゃ
何を望もうと値打ちない
書き違えた「辛せ」の行方
読み違えた為体が所衣
生涯は滑稽な 憂愁の証明か
未だ十字架を背負いこんで
鵜の真似をしていちゃ
それが千慮の一失
覚悟もないなら
御帰りになって頂戴
[Bridge]
いつか物心で捨てた心根
わかり合えるなんて夢のまた夢
破れ果てた友の骸に
今日も立っている (お別れです)

[Chorus]
忍び偲べ 心隠して
踊り踊る世界を回せ
鏡越しに涙した
君は誰だっけ ボクは誰?
空になった心なら捨てたんだ
優しくしないでよ
この小さな覆面も
塗り固めた強がりも
剥がれ落ちて泣いてしまう
暗がりの向こうに
潜む忍者になって
あの日の夢まで
切り捨ての免罪符