まふまふ (Mafumafu)
セカイシックに少年少女 (World Sick Boys and Girls)
[After the Rain「セカイシックに少年少女」歌詞]

常夜の下  灯るロウソク
ソーダの海と 氷の実と フォレノワール
アーチの上 響いたテノール
ふたりで指差した
夏の大三角

涙を飲んだら
マクスウェル 想像でディベートして
今日が(終わる)前に(前に)
溜め息ごと 星座に縫っていこう

世界、恣意的愛ヲ謳ウ
どれだけ 今日を捨てたって
つまり誰かが 望んで描いた昨日だろう
ねえ、明日を願っちゃいなくたって
ボクら大人になるんだよ
なんて セカイシックかな
ネームレス 少年少女

ねえ お願い 振りむかないで
この傷は君にも 見せたくなかったんだ
誰もいない 小道を選んで
うつむいて探すんだ
夏の大三角
右も左も 見慣れないフリしているだけ
きっとわかりたくもないことばかりだ
両目をシャットして

あんなに 愛していた物も
3日 眠ってしまえば
何処にあるのか
居場所も知らずに夢を見る
ねえ 忘れられた瞬間に
ボクら何処へ行くのだろう
ずっとここに居たいな
正気さ 少年少女

「こんなに空が綺麗なのは」
「きっとたくさん捨てたから」
「そうだとしたら」
「僕がここにいるのは」

ああ
世界、恣意的愛ヲ謳ウ
全てが 消えてしまったって
ボクは何のため
呼吸を探しているのだろう
ねえ 誰も 望んじゃいなくったって
ボクら大人になるんだよ
なんて セカイシックかな
ネームレス 少年少女
夜空が
泣いて 手を振るように落ちていく
両目を失ってまで 得たんだ
見えないままでいい
末だ泣き出すような心でも
存外 ハローグッバイ おやすみ