まふまふ (Mafumafu)
輝夜に願いを (Kaguya ni Negai wo)
どうか 夢なら覚めないまま
恋も別れも 楽の音としましょうか
月影は道も狭に この身を攫って行くのでしょう
今日は陽の目も見れないような輝夜
私 を忘れてくれませんか
悲恋ごと十五夜の
箱舟に乗って行こうとも
お慕い申しています
月夜に照らされた水鏡
どうやらお迎えの時間のようです
ゆらゆら七色で彩 った
今日からこの夢は見れないんだ
震える肩を 竦む手足を
空を舞うステップに書き換える
そんな貴方がくれた勇気で
なよ竹のこの身は
止めどない幸 せの色を知りました
月が満ちては欠けるのなら
今日の別れは理と しませんか
今生 の別れなら
秘め事の愛としませんか
空も夜明けと戸惑うような輝夜
この世の美 しいもの全て
貴方と過ごした日を
この身に纏って踊る所以
お慕い申しています
一歩一歩 少しずつ歩こうよ
私 の初めては貴方の傍
ひとひら またひとひら
取りこぼす夢はひとつふたつ
ひとひらひら 指の隙間
愛しくて全て持ちきれない
薄紅を点す想いは遥か
今際に触れた恋煩 いは
きっと私 を苦しめるでしょう
それでも それでも 貴方を求めてしまう
いけないの?
どんな閉ざされた未来でも
今日はこの手を繋いでくれませんか
今日は
お傍に置いてほしいのです
どうか夢なら覚めないまま
恋も別れも 楽の音としましょうか
月影は道も狭に この身を攫 って行くのでしょう
今日は陽の目も見れないような輝夜
私 を忘れてくれませんか
さよならが十五夜の扉 を叩いて行こうとも
お慕い申しています