鬱P (Utsu-P)
遊泳禁止 (No Swimming Allowed)
[鬱P「遊泳禁止」歌詞]
かんかんかんかん踵をわざと鳴らして
こちらへ近付く子どものよう
寂しそうな顔で袖を掴んでいて
拙くも巧みに心を奪う
酔って帰る朝ぼらけ 劣等感を枕にして
ベッドの上で眠れなくて
節操無い映画のように 切って貼ったアンハッピーに
溺れた街の中は 甘い匂いで吐きそうだ
奴はまだ そこに居て ふしだらに手を伸ばす
笑うなよ 媚びるなよ 悲しみという悦に
溺れてる人の山
嗚呼 感覚が研ぎ澄まされてく 酷く濁ってる夜の中を
ふとした疑問が泳いでた それを捕まえる術が詩だ
情報と円の濁流に 神経全てが流されて
そのまま排水溝の中 ここはどこだ何にもねえ
酔って帰る朝ぼらけ 劣等感を枕にして
ベッドの上で眠れなくて
特攻薬となった「不幸」 一瞬で厚み得る人生
何層にも重なるように 見えてるだけで何もない
奴はまだ そこに居て ふしだらに手を伸ばす
笑うなよ 媚びるなよ 悲しみという麻酔
がらんどうの 僕の中を 徐々に埋めてゆくのさ
ありふれた 闇を足して 自らを騙すのなら
早くここから出ていけ