SUPER BEAVER
まっしろ (Pure White)
真っ白なその靴は 僕の背中を伸ばして
不安を消す おまじないのように 自信を与えてくれた
大事な場面は当然で 雨の日も 泥道も
僕の行く道を共に 踏みしめて歩いてきた

いつしか汚れが気になって 踵を潰すようになって
少しづつ 知らぬ間に 特別は 特別じゃなくなって
街で偶然目に止まった お洒落で可愛いそれを
ついに手にとった僕は きっと浮かれていたんだ

主張しすぎることも無くて どんな僕にも合わせて
思い出が多過ぎるから 捨てることも出来なくて
場面も道も選んで 気を遣うお気に入りは
ただの流行りものだって 頭では気がついてるのに
寂しがっているかもな ああ これは何の話だ

靴擦れした踵さすって 休日に履いた白い靴
汚れは落ち切らずとも 何かが満たされる僕
街を行き交う人はみんな 何を思いながら今
それぞれの大切を 大切にしてるんだろう

慣れ親しむほどに決まって 安心感に甘えて
雑になる 初めはもっと 大切にしていたのに
満たされると欲しがって また満たされて思い出す
何が一番必要か ずっと気づいてたのに
主張しすぎることも無くて どんな僕にも合わせて
俯いた僕の背中を 叩いてくれたのは誰
流行りすたりでは無くて 一生ものの信頼
ごめん もっと大切に 大切にしなくちゃな
恥ずかしくなるよ ごめん ああ これは何の話だ

これからもよろしくね ああ これは何の話だ