Grimoire ブックエンドに収まりきらないヒストリー
ライブラリ 数多の民 知恵 物語 眠る魂
文字を追えば追うごとに1秒後の自分がまるで想像出来ない
人智の賜物でもあるが故に怖ろしくもある
無自覚の正体だったり 知りたくもない事実だったり
淡白な字体でただひたすらに並ぶ
静寂の中擦れる紙 やけに耳障りの良い佇まい
溶けるように脳に馴染むが記憶未満 だから
あやふやなメモリー整理整頓
何気ない 生活の断片を記すかのように
さながら栞 Save and load
生きた証そのもの 厚く重い 1ページ捲る Grimoire
願いを叶える秘密のおまじない
そんな非現実的内容も歴史の一部象る Crucial piece
内容やジャンルがどうあれ それは書き手の生き様を記録した
唯一無二の産物 大仰でもなんでもない
限られた時間の中で究める 誰かにとっての導となり得る
偽りだらけの中身だとしても Crazy for you
天才やら偉人と呼ばれる方々は奇衒うどころか気違う
狂気の沙汰かな 感嘆溢れる事象や発明に構造
読破するごと 揺らぐ心
あやふやなメモリー整理整頓
何気ない 生活の断片を記すかのように
さながら栞 Save and load
生きた証そのもの 厚く重い 1ページ捲る Grimoire
本自体がまるで人生の栞 後世に残す生き様と気持ち