FAKE TYPE.
Dryad
[FAKE TYPE.「Dryad」歌詞]

[Intro]
すずらん 夾竹桃 トリカブト ダチュラ
リコリス アネモネ クリスマスローズ
美しい花には棘がある (Fu-ah-na-na-na)
Listen up

[Verse 1]
生い茂る緑 木漏れ日の中に見つけた
生きる希望というには今はまだ 薄い関係性
だがそれは次第に一 (Ha)
人の人間を狂わせるには有り余る魅力的な色調に香り
草花のローブを羽織り訝しげな表情の君と邂逅する
出会いは唐突で運命的 蔦の様に絡まるよ (Oh yeah)
言の葉を通じ試みる 一方通行の好奇心
見透かすかのようにゆっくりと向けられた淡い翡翠色の瞳
つい予想以上に惹かれている その男の想いは募るばかり
交わりと呼ぶにはたどたどしいが繋がりと呼んでも遜色はないだろう
ささやかではあるが そこにはきっと愛が芽吹くだろう

[Chorus]
ありふれている 不可思議の種
情が水となり花開く
吹き荒れている 波乱孕んだ風
どう足掻こうが覆らない模様 (Oh no)
Wicked, wicked, wicked dawn
[Verse 2]
(Uh oh)
拙いながら伝えたい この想いは誰も奪えない
自惚れ恋に溺れ曇った目をこすり ふと気付きに至る
翳りある横顔に違和感を抱いたことが
幸か不幸かトリガーとなり戻れない道を歩む羽目になる
注視してみれば 僅かにこけた頬 か細い腕
触れたら壊れてしまいそうな印象に拍車がかかる (Oh yeah)
察するに空腹とは別物 根本的に同じ存在ではない
興味本位とは時に危うい感情 覚悟なき善意など自己満足
そのうえで男は問いかける 曰くまどろみの秘密の園にて
快楽を貪るめくるめく時間こそが生命力となり 養分として男は萎むだろう

[Chorus]
ありふれている 不可思議の種
情が水となり花開く
吹き荒れている 波乱孕んだ風
どう足掻こうが覆らない模様 (Oh no)
Wicked, wicked, wicked dawn

[Verse 3]
あくまで遠慮がちにその手を引いているが絡んだ指は根のように離れない
切悟られずに誘き寄せれば しおらしさも枯れ 馬脚が現れる
花吹雪舞い上がる閨 お戻りで
待ち望んだ光景に笑みが零れてしまうのも仕方ない
おまけに歌い出す right now, she is a "Dryad" (Dryad)
そよ風すら眠りにつく生温かな美声に
意識を奪われ我を忘れ興じるただ只管に
男が満ち足りた面構えで絞り出した別れの挨拶に一瞥もくれず
ふわり舞ったタンポポの種のように
また新たな命を刈り取りに行くのであった
[Chorus]
ありふれている 不可思議の種
情が水となり花開く
吹き荒れている 波乱孕んだ風
どう足掻こうが覆らない模様 (Oh no)
Wicked, wicked, wicked dawn

[Outro]
ベラドンナ シキミ ギンピ ギンピ マンチニール
水仙アララギジキタリス
美しい花ほど燃え盛る (woo, haha)