佐井好子 (Yoshiko Sai)
Yoidore Shibai (Live 1976/79)
サーカス団の夜ふけがくれば 酔ひどれ芝居の幕があく
月夜のばんは 不思議でござる 鳥は飛ばずに土をはう
腹話術師の男がひとり 飲んで夢みて戯れうたう
一人芝居は 気楽でござる 誰れのうらみもかいはせぬ
酔いざめ悲しい男の側で 売られた娘の忍びうた
つぎ行く街は いずこでござる 異人の住んでるこわいまち
娘が見あげた夜空にひかる 星は月夜の見はりばん
ひととき願いをかけとうござる 夢のかけらの流れ星
サーカス団の夜ふけがくれば 酔ひどれ芝居の幕があく