ヒトリエ (hitorie)
RIVER FOG, CHOCOLATE BUTTERFLY
[ヒトリエ「RIVER FOG, CHOCOLATE BUTTERFLY」歌詞]

降り止まぬ雨は無いと云えど
僕は此処に今晴れを恋う
空は嘲笑うかのように
只々注ぎ入れる

言いたいことはそんなに無い
別に誰も聞きたくも無いし?
路上で頬張るチョコレート
甘い甘い逃げ道ですね

気休めに吐いた弱音ほど
何と意味を為す事も無く
愛だ恋だうるせえんだよ
それどころじゃないわ、あたし

言いたいことは言い切れない
この世界の常識でしょう
口の上手い人が嫌い
あたしに何も残してかない

カラッポニナッタ
カラダヲマタヒキズリマワシタ。
コタエナドミエナイ
ドロノナカヨイツブレテ。

気が附けば独りきり
止め処なく流るる河の中
泳いだ 泳いだ

当たり前を当たり前と
誰も教えてはくれない
今も昔も明日も変わらない
度数45度の泥の中
あなたとバタフライをしたい
ふたりでバタフライをしたい

鳴り終えぬ鐘の音を思いながら
僕はまたしても躓いた
それを嘲笑う誰かの声に
只々只首を垂れる

説明なんて野暮なことを
させてくれるな お願いします
口の上手い人は嫌い
けれど偶に羨ましくなる

相槌だけならいらないよ
常識なんてもっといらない
そう
言いたいことはそんなに無い
それどころじゃないのあたしは

空っぽになった身体を
また引き摺り回した
答など見えない
泥の中酔い潰れて

気が附けば独りきり
止め処なく流るる河の中
泳いだ 泳いだ

当たり前を当たり前と
誰も教えてはくれない
今も昔も明日も変わらない
度数45度の泥の中
あなたとバタフライをしたい
ふたりでバタフライをしたい