[天音かなた「片羽」歌詞]

[Intro]
とおいとおい むかしばなし
それはきっと あすのはなし
"もう 飛べやしないさ"

[Verse 1]
落ち続ける夜から醒めた
白い部屋の片隅で
彷徨ってる 自由をなくして
塞ぐ 倒れ込んだまま
ああ 細い片翼が ああ ないんだ
叫んだ 心が止まらなくて
機械みたいに きしむ僕を
現実が笑った
その時 誰かが囁いたんだ

[Pre-Chorus]
「あなたに あげた つばさ」
「わたしの ゆめみた せかい」

[Chorus]
羽ばたきたい 大空へ
嗚呼 風が啼く
止まらないで 高く高くへ
幾度夢願い 祈った雲の果て
終わりを越えて 高く高くへ (とべるよ)
かけがえのない ガラクタの羽で
[Post-Chorus]
"星を見失った"

[Verse 2]
紛れ住む 人間のセカイ (まだ あきらめ)
一つの羽じゃ飛べない (られないのに)
もう飛びたくない 色彩の 半分だけで
底を這うこともできなかった
「わたしには もう いらないの」
「かわりに ひかりは きみがみてよ」
苛立つほどに青かった
エデンで泣いてた
その時 掴んでくれた 誰かの手 嗚呼
Ah

[Pre-Chorus]
あなたがくれた 希望で
約束の羽で今

[Chorus]
飛ばなくちゃ ああ 共に往く
ああ 地平の先へ
壊れるまで 高く高くへ
今の僕は 片翼でいい
飛べるよ 信じて 飛べるよ その先へ
飛べるよ 楽園 永遠の 彼方まで ああ
[Post-Chorus]
きっと不完全でも

[Outro]
ああ
ああ
遥か 彼方まで