かめりあ (Camellia)
∞度寝 (∞ degree sleep)
二度と目覚めないように ずっと布団の中夢を見てる
いつかこの目が覚めたら 加算無限の時が過ぎ
落ちた夢の中でまたビルから落ちて
唸る汗だくの僕は
自由のない褪せた現実から逃げて
枕の下に本を敷いた
いつか、いつか途切れてたあの夢の続きが
すこし、すこし見たかっただけだったのに
もう今は、今は本当の現実がどっちか
なんて、なんて気にならなくなっている僕でも
朝の陽射しで目が覚め 浅い眠りに心を沈める
きっと「もういいんだ」って言ってさ 加算無限のおやすみ
落下地点は頭だけ深層世界
空と海の境もない
脚がもつれ声は掠れきっていて
鳥のように飛び回る夢 待つの
いつも、いつも夢だって気づいた時には
すぐに、すぐに薄暗い部屋で目覚め
まだ今は、今はおはようの時間じゃないから
もっと、もっとあと12時間は寝ていたいの
生きる現実世界は 僕の解釈で歪んでいるから
きっと意識なんて無い こっちの世界のほうがさ
二度と目覚めないように ずっと布団の中夢を見てる
いつかこの目が覚めたら 加算無限の時が過ぎ