かめりあ (Camellia)
The Beginning Of The War
硝煙と火薬の臭いばかり充満した街で
深呼吸もできない 爆轟を縫って飛び込む 瞬間

孤独な銃口を狙い澄ませて
孤独な銃口を向けて

鈍い茜の弾丸を数発 弾倉の中 押し込める
ビルをすり抜ける速い風の音が 耳のすぐそば聞こえている

昇る爆煙 震える空気 ユルい均衡を ひっくり返して
割れる窓ガラス 叩きこむ衝撃 怯える目線に 突きつけたマズル

硝煙と火薬の臭いばかり充満した街で
深呼吸もできない 爆轟を縫って飛び込む 瞬間

孤独な銃口を狙い澄ませて
孤独な銃口を向けて

平穏なんてただ空っぽのまま 秩序の上に横たわる
心の奥で違和感を覚えて 何かが燃える音がしてる

炎に照らされ 銃声に塗れ 癒えぬ痛みが 静かに揺れている
飢えを感じて 侵食されて 乾いた笑い浮かぶ

本能が騒乱を欲している事に気付く時が来た
夜に紛れ牙を剥いて 生きる意味を喰らう 瞬間
硝煙と火薬の臭いばかり充満した街で
深呼吸もできない 爆轟を縫って飛び込む 瞬間