鏡音レン (Kagamine Len)
僕は「」を知らない (Boku wa “ ” o Shiranai)
[ふぁるすてぃ「僕は「」を知らない (ft. 鏡音レン)」歌詞]
僕は「愛情」なんてモノを吸って
生きてここに立っているの?
錆びた臓器が軋んで動かないガラクタのよう
不完全な自己愛と暴走を繰り返して傷付けて
また独り乾いた涙すら気づけないで眠るの
息をしていない僕たちは
雨の降る街で傘を差さずに進んでいく
錆びた臭いとガラクタだけの
この世界を見つめて
「いつか僕らもああなるさ」
壊れかけの愛をぶつける悪魔を
無感情に見ている
君の顔に雨が流れた
「失ってしまった時間はもう戻らないんだ」
誰もいない
貴女が放つ愛の弾丸が
僕の心を壊していったの
赤い悪魔の居ない部屋で独り
うずくまってただ安心を
残酷なまでのこのノンフィクションを
どこか欠陥がある僕には
「愛」という不確かな存在が
上手く言えないみたいで
ぶら下げた不信感が
トゲを出して
君の顔に傷をつけてしまうんだ
抱きしめるのが堪えられないほど
君が怖いの
「値札の無い愛が欲しいんです」
試すような事をしてごめんなさい
渇く心が黒く染めていくの
幸せや幸福の定義は
どこで教われば知ることができるのでしょうか
ああ
欠陥だらけのこのガラクタでも
誰かに抱きしめてほしいんだ
愛されたくて
ピエロになる君は滑稽で
ピーターをかぶる僕は空を飛ぶ
誰もが流す涙を拭うことも出来ない僕らは
ただ息が吸えない欠陥品だ
矛盾を抱えた僕たちは
正解など知らない
答えが出ないんだ
消えない傷は悪魔の呪い
それは「プログラム」だった
愛を知りたいなんて
おこがましいよな……
誰もいない
僕が放つ哀の弾丸が
君の心を壊していったの
赤い悪魔になってしまったんだ
うずくまっている君の事を
愛しているんだって思いたいの