羊文学 (Hitsujibungaku)
Blue.2
[羊文学「Blue.2」歌詞]
いつの日か君がいなくなって、
この穴ぼこに僕一人と
なんかくだらないものを詰めて、
埋めなきゃいけない日が来るってことは
もうずっと昔からわかっていたから、
涙もでない。
流れるテレビのニュースでは
当たり前に誰かが死んでって、
僕はといえば、パンをかじる。
手を繋いで、息をとめて、
セーラー服が、時を止めた。
大人になるには早すぎた。
大人になるにはまだ早く、
子供でいるには知りすぎた。
手を繋いで、息をとめて、
セーラー服が風に揺れる。
手を繋いで、息をとめて、
愛しい君の目が血に染まる朝。
朝がまたきた。空が赤く滲んでく。
いつの日か君がいなくなって、
この穴ぼこを僕一人で埋めりゃいいんだって、
それくらいのこと。記憶はだんだんと色褪せて、
ニュースでは人が死んでって、
それくらいじゃ嫌だ、それくらいじゃ嫌だ。
大人になるには早すぎた。