植田 真梨恵 (Ueda Marie)
Bloomin’
またひとつ見えなくなる 姿を見送れば昔
立ちつくす影はふたつ 蘇る春が鮮明に
巡る季節の中 タイムカプセルの中
膨らんだ頬に頬寄せて 涙飲み込んだ
その花は 散ることを
知りながら でも咲き誇る
なぜか君のことを思い出す
風が吹く 寒い空を
君が春に変えてくれたよ
やがてまた会える時を待ちながら
旅立ちの時が迫る 過ぎてゆく日々は当然に
辿り着く場所などなく 歩き出すの ただ繰り返し
またひとつ言えなくなる 気持ちは形を持てずに
新しく季節がゆく時 きっと君に言えるから
その花は 散ることを
知りながら でも咲き誇る
今日のことを忘れなければいい
風が吹く 目を閉じたら
やさしく頬を撫でてくれたよ
なぜか君のことを思い出す
その花は 散ることを
知りながら でも咲き誇る
見えなくなる 高く舞い上がる
風が吹く 寒い空を
君が春に変えてくれたよ
やがてまた会える時を