悒うつぼ (uutubo)
籠り唄 (komoriuta)
例えば 明日悪い事が起こるなら
早めの対処を 出来れば次回予告を
例えば しちゃ悪い事をしたいなら
後の対策を 出来れば自己暗示を
ださい人生が下され 晴れ後曇りの
思考に文句を詰め込んでしまわぬ様に
臭い文章が見下され 泣き神頼み
途方に暮れても明日を失わぬ様に
お祈り
「遠く遠くへ行こうか」とか 高架の下で蹲るだけ
孤独と籠る低評価とか 天井の下で机に向かうだけ
例えば 甘い生活を望むなら
宿題に句点を 出来れば砂糖大匙三を
例えば 今は無い物を強請るなら
相当のけじめを 出来れば前言撤回を
煩い運勢が授与され 然も嬉しそうに
朦朧に愛さえ誤魔化してしまわぬ様に
一切合切が試され 足跡辿り
才能に責任を吊るしてしまわぬ様に
お祈り
遠く遠のく理想郷が 心療内科で薄くなるだけ
冒瀆惚ける弱虫にはとか 返上した退屈故に泥濘るだけ
午後三時 消えたい惨事 そう恬淡に行かない訳
午後三時 逃げたい掃除当番はもう無いよ
「遠く遠くへ行こうか」とか 高架の下で蹲るだけ
孤独と籠る低評価とか 天井の下で机に向かうだけ