稲葉曇 (Inabakumori)
きみに回帰線 (Kimi ni Kaikisen)
[稲葉曇「きみに回帰線 (ft. 歌愛ユキ)」歌詞]
あたしのせいかな
筆箱の中身が減って身軽になってく
楽になるはずなのに
あたしの助けて欲しいがあたしのせいになるのは
きみのためと思えば思うほど嫌になる
天気のせいかな
準備万全だったのに雨に濡れているのは
気にしがちのあたしだから
朝の会はひとりでいい
名前を呼ばれるだけでこわい
耳を塞ぐエネルギー
きみから奪ってしまえばいい
今日はずるやすみをしよう
進む教科書 皆勤仕様
つぶれた鉛筆でお絵かきを
するだけでいい世界に居たいのよ
カーテンの隙間に野次を言う余裕があった頃は
とうになくなっているから安心をきみから借りる
気のせいかな
久しぶりの授業が楽しいと感じたのは
明日から休めるから
あたしの助けて欲しいは次第にいなくなる
それは嬉しいはずなのに
重いアンテナ 布団で隠していい?
きみのせいかな
間に合いそうの先に夢が続いているのは
あたしのせいにもできるから
今日はずるやすみをしよう
いらない給食 じゃんけんしよう
使い慣れた部屋で自問自答
するだけでいい世界を知りたいのよ
重い足取り 軽いかばん
悪いことしたような そんな浮遊感
ぐちゃぐちゃの時間割
あたしの身代わりになって欲しい
今日はずるやすみをしよう
欠席の理由 大事な私用
ファーストクラスの教室で
きみのための景色を見たいのよ
ずるやすみをして
消えるあたしの回帰現象
正解を知るための自習を
するだけでいい世界に居たいのよ
カーテンの隙間に野次を言う余裕があった頃は
とうに過ぎ去っているから
想像の通りにいかなかった分だけ
遠回りした正解で安心をきみに返している