YuukiNosight
繋がってる電話の感覚で(Tsunagatteru denwa no kankaku de)
繋がってる電話の感覚で、進む行く宛ては、何処か遠くで、
泣いてる貴方に書いてきたんだ、デンドロビウムと西陽の部屋で、
無言に落ちた受話器の向こうに、呼びかけつづけたあの日の僕が、
救えなかった悲しみよ踊れ、繋がってる電話の感覚で、
溶けていく雪は勿忘草の、窓辺に光れる思い出だった、
失語症の冬、最後のメール、保護する鍵のマークの液晶、
メモリが飛んでも大事にしてる、端末が眠る春の大地に、
いつしかこの回線は白金、誰にも切れない日々の続きだ、
少しの雨に長く打たれても、何処にも逃げない故郷のように、
涙を抑えた事さえ忘れ、時間の彼方に僕等は急ぐ、
考えてしまうことを幾つか、並べて遊べるだけでよかった、
いつしかこの回線は白金、誰にも切れない日々の続きだ、
わからなくなって終わる何かが、飢えて僕等は同じ岐路に立つ、
選択に適う物も見えずに、楽しかったねと微笑みながら、
淡い約束を飲み込む前に、互いの顔をもっと見たかった、
いつしかこの回線は白金、誰にも切れない日々の続きだ、
繋がってる電話の感覚で、行こう何処までも僕等は刹那、
告げる挨拶の未来の声と、再会を誓う若葉の頃に、
何も知らずに傷ついてきたと、重たい鉄が口を開くまで、
踊りつづけろ、この回線を、繋がってる電話の感覚で、
繋がってる電話の感覚で、進む行く宛ては、何処か遠くで、
泣いてる貴方に書いてきたんだ、デンドロビウムと西陽の部屋で、
無言に落ちた受話器の向こうに、呼びかけつづけたあの日の僕が、
救えなかった悲しみよ踊れ、繋がってる電話の感覚で、
繋がってる電話の感覚で、行こう何処までも僕等は刹那、
告げる挨拶の未来の声と、再会を誓う若葉の頃に、
何も知らずに傷ついてきたと、重たい鉄が口を開くまで、
いつしかこの回線は白金、繋がってる電話の感覚で、