それでも誰かを信じたい君の小さな溜息は
世界の何處にも屆かず消えた
雨は二人を打ち據えて僕は瞳を尖らせて
何にも出來ないこの手を離した
僕に見えないものが君には見えていたの
太陽が昇る場所までまだ遠い
魂の中にある一條の光を信じて
叫びたい言葉さえ無いけれど
ただ叫んでいる それが僕の音樂
いつ終わるかなんて分からない
きっと終わるときも分からない
だからもう少し、せめてもう一步
何處へ行きたいか分からない
それでもしつこく呼ぶ聲に
嵐を選んで碇を上げる
叫ぶ力も盡きて その雲が消える頃
激しい夜明けが海をも枯らすだろう
魂が果てるまで一條の光を信じて
泣きながら歌うんだ眠れない
夜の向こうに きっと君の音樂