Kalafina
満天 (Manten)
静かに瞬く
星たちの散り逝く空
届かぬ祈りが
天と地を満たしてた

細い枝に光るのは
咲き忘れた未来
まだ名残惜しそうに蕾を落とした

ほら、もう時は満ちて
実る黄金の果実
その手で摘み取るだけで
世界は終わるから

穢れぬものとして降る雪の白さは
温もりを知れば消えてしまうの
奇麗な夢だけが貴方を切り裂いた
冷たい瞳の優しさと真実

激しく瞬く星たちは天に背いて
仇なす祈りが
この空を墜とすまで

私を弔う為の
花束はいらない
心が潰えぬうちに願いを叶えて