Kalafina
Into the World
この先は海へ向かうしかないようで
地図のある旅は
終わるんだと噛み締めた
こんなに彷徨って世界はまだ幼く
恐れと歓びの向こうへ続いている

何も見えない場所まで行く
新しい種を探して
初めての水を
大地に落とすための旅路
夢の中へは一人で行くよ
誰も側には立てないね
星空に差し伸べた手のひらに
小さな光を灯している

遠くまで来たと思えば思うほど
一粒の水の輝きに魅せられて
静かに世界と瞳を合わせて
奇麗な秘密をもう一つ
ほどきに行く

心の中へ降りて行く旅
だから何処にも逃げないよ
底知れぬ蒼い泉を探る
水の中で
諦めたくて泣いてる時も
誰も側には立てないね
暗闇で指に触れた朽ち木に
小さな光を灯してみる