Kalafina
メルヒェン (Melfen)
信じきっていた世界の形だって
君の周りを廻り出して
右の方に傾いた

この手の中に
夢も何もなくて
だけど何かここにあって
胸をジリジリ焼いた

恋しい人が
君を抱きしめてくれたら
曖昧な夢が
秩序の底を打ち抜いた

からっぽになって
僕らは箱の中
を見ていた箱の外
どこにいるのか知らない
だけだった

それは君が忘れてた
伝え話しに似ていた
沈黙を探す為に
口を閉ざせないぼくたちが
語り継ぐ
無垢な童話をぼくたちは生きていた
愛しさというノイズを
欲しがって欲しがって
胸をジリジリ焼いた