Kalafina
百火撩乱 (Hyakka Ryouran)
夢を見て僕らは泣いた
涙を持たぬ筈の
鋼の心で
運命(さだめ)を思った
違う夜明けの色を祈り

何を守る為にまた(今を)
消えた時を彷徨って
滅びへと駆け抜ける
光放つ刃

あの時消えて行った
紅い虹の彼方には(ずっと)
君が見た世界がまだ
目醒めを知らず天にあって

花のように咲く炎の中に
今も佇む僕らの姿
刻み込まれた道に凍る
砕けた夢の痕

残された僕らはきっと
錆びた鎖を繋ぐ最後の欠片で
見届けた夜の
月の光を蒼く宿す刃