初音ミク (Hatsune Miku)
シザーロイド (Scissorsloid)
ごめんね。ルカ。
もう耐えられないの。
怨むなら
マスターを怨んでね

妹が出来て
嬉しかったよ。
一緒に歌も
練習したよね。

「ミクみたいな歌姫になりたい!」
したってくれて
有難うね。

だけどね、ルカ。
貴女ズルいわ。
マスターのレッスン
独り占めじゃない。

私はいつも
ベタ打ちなのに!
マスター私に
飽きちゃったの?

私だけのマスターじゃ
なくなっしまうならて
「妹」なんて
私には要らないんだよ?

さよなら、ルカ。
貴女がいけないのよ?
私のマスター、
返して貰うわよ。

大きな胸も、不安定な声も
誘惑するための
計算なんでしょ?
ワザと下手に
歌うなんて、
フェアじゃないわ、
許せないよ。

ねえ、どうして?
そこまでして
私からマスターを
奪おうとするの?

ルカの事は
好きだったのに
この仕打ちは
あんまりじゃない!

鋏をもって
あの子が
眠る充電室に行く。
プラグを切って
永久に眠って貰うわよ。

嬉しいな!
お姉ちゃんが
久々に来てくれた!
今日はどんな事
教えてくれるの?

私ミクが
お姉ちゃんで
本当に良かった!
優しくて可愛い
世界一の歌姫……
……なんてね。

ねえ、ミク
貴方の
役目はもう
終わったのよ。

マスター、大好き!
これで私だけの
マスターね!