「私の初めては5年前 隣の浪人生にあげた」
「変じゃないから」って話している
純情そうな女の子

僕は壊れたギター背負ってさ
人目のつかない隅の方で
雨で霞む朝日眺めながら
次の駅を待っている

しなびる線路に 嫌気が差して
窓の外へ飛び出したいよ
飛べないよ

すぐ廃れるさ すぐ忘れるさ
昔のように 懐かしむのさ
嬉しい時も 悲しい時も
無かったように 消えていくのさ

昔教科書に書き殴ってた
幼稚でお粗末なラブソングは
誰に送りたくて書いたのかが
もう思い出せないよ

人のいない始発下りホーム
階段途中で 転びました
誰も笑ってくれやしないから
まだ起き上がれないまま

自分の無様を 笑えているのは
自分自身しか 居ませんでした
笑えるよ

すぐ廃れるさ すぐ忘れるさ
昔のように 戻れないのさ
嬉しい時も 悲しい時も
すごい速さで 遠のいていくのさ

すぐ廃れるさ すぐ忘れるさ
昔のように 懐かしむのさ
嬉しい時も 悲しい時も
無かったように 消えていくのさ
すぐ廃れるさ すぐ忘れるさ
虚しさを置いてどこへ行こう
忘れられても
繰り返す 今が
気持ちよければ
それでいいんじゃないでしょうか