初音ミク (Hatsune Miku)
氷晶
朝霧 裂く様な
凍る白の調べは
ひとすじ 統べる風
それは僕の「歌」だった

足跡 負けない 明日も 賭けたい
傷痕 消えない あの日に 戻れない

歌えば 削れゆく硝子細工 いつから・・・?
無言の 氷舞台に立ち
ひとり 思い出す

”君の歌声が響いて
今日まで追い翔けた”

降り積もる乞い雫
ひらり落ちて 雪に成る

「貴方が追う夢は
貴方にしか描けない」
鶺鴒 扇ぎ発つ
今も 足刃 掴まれて

見つめて 怖くない
誰かの為じゃなくて
もう一度 歌いたい
僕は靴を鳴らす

遮る風ほどいて
強さで今高く
抱き寄せた願いごと
未図の景色 魅き寄せて
創傷の軌跡 奏でたい

ひとかけらの勇気で
未来になれ涙
溶け落ちた弱音ごと
刻み付けて 果てるまで
聴こえる?
削れゆく 表象
僕は -