桜 飽く皿カラカラ
杯 次々 乾杯して薬売り
海の花の簪 頭に
傘差し 下駄にだらりの帯 ゆらり
踊り踊り 小鳥のさえずり
おこぼいあの子も今はもう
えずくろしい
黒い 影 ウソに紛れ
毛づくろい 雌風呂に 寝袋イン
はんなり でハングリー
勘繰りの一見さんお断り
二本足 追って 追って
待って だって 触っちゃ駄目ですから
オジサマ こちらからいらっしゃい
もう直 解るから ってカランカラン
鳴らして 君明日あらぬ
乙女らはオモテなし ウラがあり
憂さ晴らし ここで、はい。
ダッチ交代
尾ッポ ソット隠シ
白々シイ顔二紅塗リ 歯ヲ診セテ
モット楽シイ オ遊ビヲ知ッテル
下駄の底ト石畳の接吻
綺麗だね 3つ数え落ちる線香花火
同じ体に生まれたかったのに
借り物の感情も僕のものだから
おんざらんずっと見てた君のこと
不確かな在り方 消えてしまう毎朝
この橋渡り終わった後の不甲斐なさ
空想の真実に似て非なる妄想も遠く彼方
だからもういいなんて言わないでよ