[れをる「真空オールドローズ」歌詞]

[Verse 1]
信じきれぬことばかり言うね
不安定だ 受話器隔て
腐った愛 過干渉のせいだ
わからなくなってしまえたら
駐車場に捨てた鈍色と
凍えていく夜に待つ摩天楼 ahh-ahh
黙っていないで教えてよ

[Pre-Chorus]
傍にいてもなぜだか嫌な予感がするの
たったの数秒息をとめることすらも怖かった
触れる温度はあたしには少し熱くて
囁かれるたびに壊したくなって嫌になる

[Chorus]
あたしには少しも関係ない
今のあなたが何に傷付つこうとも
日の出を辿る
責められることも今や厭わない
唯だらだらと日々を食らい
あゝなんであの時出逢ってしまった
西陽が差して
時は進めどもあなたを許せない
[Verse 2]
薄くなぞった東西線
騙し騙し迎えて午前二時
多分きっと不要な弁解も
あなたが望むならば叶えよう
あの日あたしは従順に
全部わかっていたけど従順に
下手すぎる芝居だって笑って
それが愛情だと思っていた

[Pre-Chorus]
いつもそこに最後がある気がしてたから
問いただすことなど愚かなことよ無粋でしょう
オールドローズがふしだらに香り蔑んで
隣にいたって結局あたしたちは一人きりなんだ

[Chorus]
あたしには少しも関係ない
今のあなたが誰を愛していようと
陽に背いて
重ねた熱もひとつにはならない
嫌だ嫌だ拒む十六の今日
知ったことかよ あゝまた堕ちていく
西陽は差して
二人の横顔に応じている
[Bridge]
衛星都市に聳えたつ因果
観覧車が見せた世界は
左手 口遊む声を
あの日になくした さよなら

[Chorus]
あたしには少しも関係ない
今のあなたが何に傷付つこうとも
日の出を辿る
責められることも今や厭わない
唯だらだらと日々を食らい
あゝなんであの時出逢ってしまった
西陽が差して
時は進めどもあなたを許せない
あたしには少しも関係ない
今のあなたが何に傷付つこうとも
茜の下で
時は過ぎ去る二度と会うこともない
唯だらだらと日々を食らい
あゝなんであの時出逢ってしまった
西陽が差して
時が殺してくあなたがいなくなる

[Outro]
もういらない
甘すぎた匂い (あたしには少しも関係ない)
あたしには少しも関係ない