大貫妙子 (Taeko Onuki)
木立の中の日々 (Kodachi No Naka No Hibi)
[Verse 1]
庭のすみであなたの植えたくちなしが
今年も花をつけた
あなたはまた優しく強く抱きしめる
けれどそれはあいさつのようなもの

[Chorus]
見つめる私を
この幸せが不幸にする
恋はせつないから
恋を忘れただけ

[Verse 2]
冬の朝は夏の白さが懐かしく
逢えないままの友達
はずむ声がひびく受話器の向うから
遠く海の詩が聞こえてくる

[Chorus]
ああ、木立の中を
歩く時だけ私になる
過去の駅に立てば
今は待つ人もいない

[Post-Chorus]
そして変わらないことは
あなたを愛している