青葉市子 (Ichiko Aoba)
tower
窓に腰掛け夜空を見ていた

羽根の音かすめる頃夢の蓋開いて

記憶揺り落ちる

街灯かりに呼応するいのちの震え

赫い目玉王蟲の群れ怖くないよここにいて

かつて魔法と呼ばれていたもの

すべて紛いものでも嘘でもいいの

あなたがここにいるなら

今夜最後だとしたら

もう一度踊って

小さな光秘密の声

お願いきいて愛してる