ゆのみ (Yunomi)
東京シュノーケル (Tokyo Snorkel)
ほら、こんな晴れた日は丘に登り見に行こうよ
水平線の煌めく彼方に頭を浮かべてるタワー
四十日の嵐はやがて洪水へと変わった
街は洗い流されて沈んだ
ここの人も土に変えた
僕らふたりぼっち
平らな世界の真ん中
魚のように
海の底眠る思い出の上泳ぐ
息苦しい世界でも良かったなあ、なんて
君はシュノーケルをつけて笑うサンデー
サンデー
黄昏 ぽつりぽつり水面下で火を灯す
街灯を見下ろせる丘で今日は静かに閉じてゆく
僕らの記憶はどこまで受け継がれて途切れるのかな
海の底眠る思い出はただ光る
消えてしまわぬように、忘れないようにと泡の中揺らいだ
今は誰も通らない道を繋いで
もし明日晴れたら山を越えようか
まだ知らない街を見に行くのもいいな
息苦しい思い出を抱きしめて
サムデイ 穏やかな未来を夢見て
ああ、眠る
サンデー
サンデー
サンデー