Unlucky Morpheus
花咲く春のある限り (Hana Saku Haru no Aru Kagiri) (Kanji)
無為に繰り返す朝 見えない敵は鏡の向こう側
塞ぎ 手の鳴る方へ 躍りてみれば妄想

やけに空が青い 心模様は似合わぬ五月雨の
病 気の毒なこと 君を阻むは万象

春の雪の名残の様 それはそれは些細なこと
顔を伏せて歩く者の 拓く道は泥濘るばかり



派手に転んでみる 毛羽立つ心 態度と裏腹に
誘う 袋小路の 正体は自分自身

土に眠る息吹のよう それはそれは容易なこと
見えぬ程に育つ鼓動 早く早く目を覚まして

ちっぽけな君にも 誇れるものがあるだろう
本当はずっとずっと 熱い胸の奥に
埃を被ってさ 息を潜めて笑ってる
それが宝物だ 君が見つけるんだ



まだこの世界には 知らないことばかりだろう
いつか大人になる 君たちのあの日を
昔話にしよう 馬鹿みたいだって笑うよ
二度と来ない今日に 春が巡る限り