鬱P (Utsu-P)
情死の唄 (Song of Death)
[鬱P「情死の唄」歌詞]

街に溢れる愛はみな 信じられないものばかりです
需要に合わせて作られた 愛を懐に隠した

言葉にしたら安くなるから 嗚呼
真っ赤な嘘まみれの 真っ白な部屋の中
真っ直ぐな黒髪を残した

素肌のままじゃ解らなくて かくれんぼのように愛を試す
紅を差せば印になる 私を見つけて

大好きと大嫌いが 幾度なく喧嘩して
少しだけ大好きが勝ちました それだけだよ

言葉にしたら安くなるのに 嗚呼
世はみな好きなの 夜明けが好きなの
弱い唄ほどよく吠えるの

街に流れる唄はみな 歯触りの良い言葉並べてる
運命という重い言葉は 容易く言わないで

寂しさと嬉しさが 交じり合って輝いて
少しだけ嬉しさが勝ちました それだけだよ

もう二度と朝は来ないと知ったなら
石になるまで抱きしめ合えばいいのよ
すべて足して すべて引いて 残るものは何?

大好きと大嫌いが 歩み寄って一つになる
寂しさも嬉しさも あなたへの愛しさ
迷子のような命がふたつ ぎこちなく歩幅合わす
唄にしては飾り気ないけど それだけだよ