ヨルシカ (Yorushika)
八月、某、月明かり (August, A Certain Person, Moonlight)

[ヨルシカ「八月、某、月明かり」歌詞]

[Intro]
何もいらない

[Verse 1]
心臓が煩かった 歩くたび息が詰まった
初めてバイトを逃げ出した
音楽も生活も、もうどうでもよかった
ただ気に食わないものばかりが増えた

[Verse 2]
八月某、月明かり、自転車で飛んで
東伏見の高架橋、小平、富士見通りと商店街
夜風が鼻を擽ぐった この胸の痛みは気のせいだ
わかってた わかった振りをした

[Chorus]
最低だ 最低だ
僕の全部最低だ
君を形に残したかった
想い出になんてしてやるもんか

最低だ 最低だ
気持ちよくて仕方がないわ
最低だってこの歌詞自体が
[Post-Chorus]
人生、二十七で死ねるならロックンロールは僕を救った
考えるのも辞めだ!どうせ死ぬんだから
君も、何もいらない

[Verse 3]
心臓が煩かった
笑うほど喉が渇いた
初めて心を売り出した
狭心もプライドも、もうどうでもよかった
気に食わない奴にも頭を下げた

[Verse 4]
八月某、あの頃の景色を跨いだ
ストックホルムの露天商、キルナ、ガムラスタンは石畳
君だけを胸に仕舞った
この空の青さも気の所為だ
笑ってた、笑った顔のまま

[Chorus]
最低だ 傲慢だ 君もみんな貪欲だ
ドラマチックな歌も愛もさぁ、馬鹿らしくて仕方がないわ
知っていた 知っていた
君の人生、君のものだ
最低だっていくら叫ぼうが
[Post-Chorus]
そうだ、きっとそうだ
あの世ではロックンロールが流れてるんだ
賛美歌とか流行らない
神様がいないんだから
罪も過ちも犯罪も自殺も戦争もマイノリティも全部知らない

[Bridge]
最低だ 最低だ 別れなんて傲慢だ
君の全てに頷きたいんだ
そんなの欺瞞と同じだ、エルマ

最低だ 最低だ 愛おしくて仕方がないわ
ドラマチックな夜で僕を悼みたい

[Chorus]
最低だ 最低だ 言葉なんて冗長だ
君の人生は月明かりだ
有りがちだなんて言わせるものか

最低だ 最低だ 笑われたって仕方がないわ
最低なんて語呂だけの歌詞だ

[Post-Chorus]
人生、二十七で死ねるならロックンロールは僕を救った
考えるのも辞めだ!どうせ死ぬんだから
[Outro]
今も、愛も、過去も、夢も、思い出も、鼻歌も、薄い目も、夜霞も、
優しさも、苦しさも、花房も、憂鬱も、あの夏も、この歌も、
偽善も、夜風も、嘘も、君も、僕も、青天井も、何もいらない