いとうかなこ (ITO KANAKO)
Lamento
迷い迂んだ森の奧深く
光わずか 幻惑の牙を剝いた
のみこまれた虛ろな世界が
唸りあげた饑えた獸のように
印される闇のくちづけ
振りほどく術求めて彷徨う
その瞳研ぎ澄ませ
遙か遠く高くつながれた
咒縛の渦 解き放て
狂おしく舞う痛みに
抗えせまる宿命超えて
取り戾せ
追いこまれた霧の海深く
導かれた懷かしい呼び聲
響さあう搖れる旋律
純粹な君の瞳映した
このカ 開け
忍び寄る影に操られた
咒縛の罠 解き明かせ
狂おしく舞う傷痕
抱き締めて刻めこの胸に
闇超えて
遙か遠く高くつながれた
咒縛の渦 解き放て
狂おしく舞う傷痕
抱き締めて刻めこの胸に
闇超えて
取り戾せ