春ねむり (HARU NEMURI)
エヴァーブルー (EverBlue)
[尾丸ポルカ「エヴァーブルー」 歌詞]
太陽が地平線に
呑み込まれるのを眺めていた
まぶたを閉じれば
わたしも消えてしまえるような気がしたのに
くだらない白昼夢 終止符を打つ 生活の着信音
ばかになった蛇口 栓のない心
鏡は曇っている
脱ぎ捨てた服さえよそよそしい
ここは底なしの海
悲しくはない
苦しくもない
さみしくもない
悲しくない 苦しくない さみしくない
悲しくない 苦しくない さみしくない
ああもううるさいな
うおおああどこまでも沈む
神さまでさえ見つけられないくらい
深く深く沈んでいく
なまぬるいバスタブ
うぉおー
乾いたタイルに響くレクイエム
せかいがわたしだけを置いていく
泡になってなくなるなんて
うつくしい終わりはきっとこない
魂ひとつすらままならないし
せかいは不完全で果てがないもの
濡れて張り付いた孤独が冷え切って
いつまでもわたしをがんじがらめにしている
この薄暗い胎にたたずんだ
永遠の終わらせ方を知らないまま
揺らいでは夜光虫 水面は遠く 静寂と赤信号
ハイでショートしている 帰れないどこも
わたしが狂っている?
かじかんだ身体が離れていく
なにも感じたくない、もう。
うおおああどこまでも落ちる
朝焼けでさえ照らしきれないように
暗く暗く溺れていく
なまぬるい霊柩
うおぉー
1ドル銀貨の月さえ見放す
エヴァーブルー染まっては続くフューネラル
乾いた夜更けに燃えるレクイエム
せかいがわたしだけを置いていく