キタニタツヤ (Tatsuya Kitani)
振り子の上で (Pendulum)
[キタニタツヤ「振り子の上で」歌詞]

あるいは双子のように
あるいは愛しあう恋人のように
あるいは憎み相争い拒絶するように
あるいは僕と君のように

まるで
誰の憐れみもうざったいのに
ひとりで食べた飯は不味いとか
僕と僕が喧嘩しているような日々
悲しくて笑えてしまうくらい

ささやかな幸福の贅肉がついた心を
責め立てるようによろこびのうたを歌う

消えてしまいたいと願う朝が
生きていてよかったと咽ぶ夜に塗り潰され
感情の振り子の上で僕らは暮らす