Lamp
二人のいた風景 (Futari no Ita Fukei)
[Lamp「二人のいた風景」歌詞]

今はまだあなたを思い出にしたくはないの
もう戻らないことわかっているわ

銀色の星座が今夜街を通り越したら
河の向こう岸まで朝焼けの中包まれた

春の記憶が風に戻され
二人は離れたはずなのに
涙が急に溢れた
君ともう一度今

二人が過ごしていた街の移ろいに少し淋しくなって
過ぎた季節を数えた
もう知る人のいない駅舎で私
懐かしい人の姿浮かべた

一人で過ごす日々にすぐに慣れるはずなどないの
もう届かない言葉を書き留めてみただけ

君の涙は乾いた冬に
落ちる一輪の優しさ
吐息が白く冷たくて
君を思い出す
二人が過ごしていた部屋はきっと変わらずにあの坂の向こう
古くて小さなアパート
沈丁花の花咲くあの路地抜けて
懐かしい人の顔を見たくて