Genius Japan
[インタビュー] Sexy Zoneからソロのスターダムへ : 中島健人の新たな幕開け
取材・文 : Genius Japan | 2024年5月13日中島健人さんは、芸能活動を始めた当初から目標をしっかりと掲げて、揺るぎない決意と集中力で自分の生き様を見せ続けてきたアーティストです。若干14歳でエンターテインメントの世界に入り、J‐Popアイドルグループ Sexy Zone (グループ名は timeleszに改名)のメンバーとして一躍脚光を浴びることになりました。

シングルはデビュー曲から通算26作連続、アルバムも同じく9作連続一位を獲得というグループの輝かしい実績への貢献に加えて、映画やテレビ番組のみならず、ハイファッションのブランドとのコラボでも成功を収めている中島さんは、最近ではインスタグラム限定で公開された自身のソロ曲「ROSSO」でのセルフプロデュースが注目されるなど、グローバルに活躍することが期待されています。
2024年3月末でグループから卒業することを発表し、当日には改名前のラストライブ配信が公式ファンクラブとYouTubeで行われた中島健人さんですが、仕事のペースを落とすつもりは全くなさそうです。Genius Japan のインタビューでは、ソロアーティストとしての新たな旅立ちへのご自身の想いを伺いました。── 中島健人さん、今回は Genius Japan にお時間をいただき、ありがとうございます。まずは自己紹介からお願いできますか。

中島健人 (以下、中島) : Genius 読者の皆さん、こんにちは!中島健人です。日本のSTARTO ENTERTAINMENT社に所属しており、俳優と音楽活動をやらせていただいてます。

── グループからソロへの移行は大きな節目となりましたが、ソロアーティストとして活動していくことを決断をするうえで、影響を受けた人や背中を押してもらうような出来事はありましたか。

中島 : 即答は難しいのですが、自分にとっては慎重に考えて下した大きな決断でした。そして、自分の音楽を作りたいという気持ちを快く受け入れてずっと応援し続けてくれたのは、他ならぬグループメンバーでした。グループの改名についてや、このタイミングが個々のキャリアを築くためのチャンスとなる可能性についてなど、昨年の9月にメンバーと今後の変化について沢山話し合いました。(今回の決断が)アーティストや俳優としてだけでなく、一人の人間としてもメンバーそれぞれが成長するための新たなターニングポイントになると、僕らは信じています。

最終的にはソロ活動をすると決断したのは僕自身ですが、自分の可能性を信じて妥協せずにやるという、特に今まで大切にしてきた気持ちを表すこととなりました。この新たな旅立ちを迎えるにあたり、かつてのグループメンバーに応援してもらえるのは本当に嬉しいことですし、感謝の気持ちでいっぱいです。

── これまでの Sexy Zone (現 : timelesz)での活動を振り返って、ご自身のソロ曲のなかで印象的な歌詞の部分はありますか。また、ソロアーティストとして今後も楽曲制作に取り組むうえでの意気込みもお願いします。

中島 : 「ROSSO」という楽曲はグループ卒業前にリリースした最後のソロ曲なのですが、実は特別な仕掛けを考えて作詞に挑みました。曲を聴いた人がそれぞれ自分なりの解釈をしてくれるような歌詞になっているんです。 歌詞に込められた意味を理解するのに正解も不正解もありませんし、色々なことを想像しながら聴いていただきたいですね。お気に入りの歌詞部分は、ここかな...

『教えてくれ 真実の奥で濡れる ROSSOを』

「ROSSO」は東京ドームのステージで披露した楽曲で、思い出深いし愛着もあります。

これからソロアーティストとしてやっていくうえでの目標は、キャッチーで印象深い歌詞を書いたり、人々の心を揺さぶって踊りたくなるような曲を作ることです。この分野で自分のスキルを磨きながら、ファンの皆さまに共感していただけるような音楽を作り続けることができるよう、頑張りたいと思います。
── 俳優業と音楽の両方で世界的なキャリアを目指したい、と伺っています。ご自身にとって、国際的な規模での成功とはどのようなことを意味するのでしょうか。

中島 : トリッキーな質問だなぁ!でも結局のところ、俳優として世界的な成功を収めるには、コンスタントにTVドラマや映画に出演しなければと思っています。そしてミュージシャンとしての目標は、ビルボードのグローバルチャートでトップに立つほど多くの人に楽しんでもらえるような音楽を作ることですね。

── グローバルに活躍するうえで、ファッションがもたらす効果の重要性に持論がおありだそうですが、さらに極めてみたいと思うファッションのトレンドやスタイルはありますか。
中島 : 個人的にはヨーロッパのファッションが大好きで、デザイナーと会話したり、さまざまな国のアンバサダーと交流して、自分のファッションセンスを高めることを楽しんでいます。ミラノのファッション・ウィークに参加することが長年の夢なので、いつか実現できたらいいなと思っています。

── Genius Japan では、ファンの方々にアーティストのことをよく知ってもらうための、ちょっと楽しい質問をご用意いたしました。 中島さんにとって、心地よい食事がしたいときによく食べるメニューってなんですか。

中島 : パスタ! 特にカルボナーラですね。家でもよく作るし、ドラマ『CONCORDIA』をローマで撮影した時は、20日間連続で食べていました!(笑) 本当に大好きなんです。フランク・ドエルガー(プロデューサー)からは「ミスター・カルボナーラ」と呼ばれていましたね。あとは、韓国のインスタントラーメンも大好きだし、和食ならやっぱり寿司ですね。

── アーティストとして色々なジャンルの音楽をお聴きになることと思いますが、ご自身のプレイリストに最近追加した曲はありますか。

中島 : 洋楽ポップなら、The Weeknd (ザ・ウィークエンド)が好きです。BLACKPINKのJENNIE (ジェニー)とLily-Rose Depp (リリー=ローズ・デップ)とでコラボした「One Of The Girls」、本当に良い曲ですよね。最近は ちゃんみな にもハマっています。
── ご自身のファンクラブ「I AM:U」は、ファンと互いに成長していこうという意味を込めて名付けたのだそうですね。これからソロアーティストとしての音楽活動をしていくうえで、なにかファンに望むことはありますか。

中島 : 「I AM:U」が、すべてのファンの方々にとって元気を貰える場所となればいいなと思います。シャネルやグッチ、ディオールを身につけたときに感じるのと同じように、みんなが集まって意識を高めることができるような空間にしていくつもりです。 ファンネームが「U:nity (ユニティ)」なので、一緒に自分たちのオリジナルブランドを創り上げるような感じですね。ファンクラブの一員になることで、自分達それぞれの魅力の素晴らしさを見極めて、それを共有できる関係を築き上げたいです。とても楽しみしていることなので、皆さんにも同じように楽しんでいただけると嬉しいです。

── ソロアーティストとして活動される2024年、ファンの方々からの期待も高まると思いますが、いかがでしょうか。

中島 : まずは、Sexy Zone として過ごすことのできた今までに心から感謝したいですね。メンバーと過ごした10年間は最高の時間でしたし、そのすべてが自分が今取り組んでいることの準備として大切な経験となりました。

最近 YOASOBIのメンバーでもある友人と会う機会があったんです。YOASOBIは、僕が目指していること、例えば海外進出といったようなことを既に成功させています。夕食を共にして、彼らが歩んできた道のりや経験を聞いたり素晴らしいアドバイスを貰ったりしたのですが、それを自分のためにどうやって生かすかを考えているところです。これからのことに向けて背中を押してもらえた気がして、本当によかったと思います。

── 最後に、Genius Japan 読者の皆さんと海外ファンの方々に向けて、メッセージをお願いします。

中島 : 海外ドラマだけにとどまらず、音楽のほうでも意欲的に表舞台に立ちたいと思っています。なるべく早く皆さんにお披露目できるように一生懸命頑張っておりますので、もうしばらくお待ちいただけると嬉しいです!どうぞ、お楽しみに!

── お忙しい中、貴重なお時間を割いていただきありがとうございました!

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