Omoinotake
トートロジー(Tautology)
[Omoinotake 「トートロジー」歌詞]
クローゼットのコートの ポケットから出てきた
映画の半券 あぁ こんなとこにも 君がいたのか
半分忘れてたのに また振り出しから やり直し
早く思い出になってよ 早く懐かしく なってよ
だらしない僕の ポケットには君ばかりだ
冷め切ったカイロ あぁ いなくなった 体温みたいだ
半分塞がってたのに またカサブタから 繰り返し
早く傷跡になってよ 早く愛しくなく なってよ
記憶の中の君へ 月日が化粧をしていく
すっぴんの笑顔 忘れたくなかったのになぁ
君は君 そのはずなのに それ以上に なっていくんだよ
きっともう 僕じゃ届かないくらい 綺麗になってしまった
まだコルクボードの あちこちで笑ってる
二人の残像 あぁ 振り切れないで 僕はいるんだ
随分時は経つのに 色褪せず 増してく色味
過去はセピア色の約束 なんで君だけ 破れるの
あの映画の半券も あのライブのチケットも
捨て切れないよ あぁ 分け合ったのは 君とじゃないのに
半分になってしまった 僕の頭から つまさき
どこで誰を埋めてるの ここで女々しいって 怒ってよ
記憶の中の二人へ 月日が化粧をしていく
一人歩く街は こんなに悲しげだったっけなぁ
僕は僕 わかってるのに それ以上に なりたかったんだよ
ずっともう 本当は気付いてる 僕は君の 君は僕の
きっともう 交わらない 二人 思い出になってしまった