初音ミク (Hatsune Miku)
大地の閾を探して [Looking for Edge of Ground]
醒めない正夢
止まないおとぎ話
産まれた大地は
粗悪な模倣品のように硬く
心地よかった
正しさが円を描くホントの世界じゃ
大切な誰かだって塵になって空に舞う
星よ移らないで離れないで
この世界が本物だなんて
信じないよ
真実は正しいからしおれる花のように
いつしか終わりを
残酷に見せてしまうから
地平線を超えて水平線のどこか
地面と海の端へ
終わりのない仮初めの世界なら
大地の閾はどこかにあると信じてる
(約束しょって)
(前脚掻いて)
[ドロップ]
定規で引いた道路彷徨う
小狐の僕は空を目指す
[ドロップ]
偽の月に照らされる
君さえ虚像でも
プラスチックの目に映った
姿を憶えている
時よまだ君を壊さないで
愛したモノを喪わせないで
星へ願う
嘘で構わないさ
運命に離れ離れにされるくらいなら
絵本の上で夢を見る
紡がれたページなら
どこかに
ほころんだ縫い跡があるんだ
「誰かの箱庭でいい」
「正しくなくていい」
永遠の証明をずっと探してる
(約束しょって 真実を知りに行こう)
(ココロ/ホンモノを抱いて)
[ドロップ]
雪の溶けない朝日の下
ペンキの雨雲
紙屑寄せる海辺
編まれた大地に
約束探し
土を蹴る
星よ移らないで離れないで
この世界が本物だなんて
信じないよ
真実は正しいからしおれる花のように
いつしか終わりを
残酷に見せてしまうから
夢よ終わらないで無限の道の先
辿り着く祈り込めて
永久なのなら待っていて
数万年先かもしれないけど
思い出運んで帰るから
描かれ続ける星図
名前のない崖の上で僕
は吠える
消えない残響届くと願った
大地の閾にいつかは立つと
信じてる
君に伝え戻る時まで
[アウトロ]