初音ミク (Hatsune Miku)
Route of quanta
僕は今 生きてますか?死んでますか?
半分ですか?
誰にも 小さな波の僕は
理解してもらえなくて

少しだけ 寂しくて
居場所探しに 出かけています
そこでは 見たことない モノを見ました、
色んな物です

例えば
光る月 落ちる水 凍る土 開く傘 はためく翼
続く道 歩く人 萌える草 開く花 倒れる樹木
それでも
あなたには 僕はまだ 見えなくて 見えなくて 気付かれなくて
空を切る あなたの目 僕は量子 ただ確率があるだけで

僕はビットだから進むか止まるしか無いけど
君もビットならば振り向くこともできるから
僕は量子だから特定されることはないけど
君も量子ならば僕を不確定から解き放てる

少しだけ 満たされて
いい気になって でも乾いてて
どこかに 僕を見つけられる人を
探しに行きます
例えば
曇る空 塞ぐ霧 落ちる枝 閉じる傘 燦めく星座
濡れる露 止まる人 巡る時 閉じる花 終わらぬ世界
それでも
あなたには 僕はまだ 見えなくて 見えなくて 気付かれなくて
空を切る あなたの目 僕は量子 ただ確率があるだけで

僕はビットだから微妙な気持ちなんて無いけど
君もビットならば喜怒哀楽は表現できるから
僕は量子だから見えないくらい遠くにいても
君も量子ならば縺れて君の気持ちが分かるから

僕はビットだから