初音ミク (Hatsune Miku)
Miningness world
20[lx]の洞窟に40[mg]水が落ちて
幽かに頬を撫でる風が冷たく
心までも冷やしてしまいそうに輝いている
金属の鍾乳石が 水滴を受けてる
足元にはパラジウムの 花が散っている
僕の足音が響いて 共鳴が聴こえる
目の前にはカドミウムが 僕を映してる
20[dB]の洞窟に250[K]の霜がついて
仄かに月影が差す穴を見上げる
心を溶かしてゆく匂い 有機的な芳香
五つの月が この洞窟に 複雑な影を落とす
洞窟の上 見知らぬ世界 そして君と目が合った
金属の植物が萠え そよ風に揺れてる
地底湖にアクチニウムが 波立っている
僕の呼吸音が冷たく 光る水を揺らす
畦石池にはガリウムが 足を濡らしてる