初音ミク (Hatsune Miku)
真夜中の引力 (Mayonaka no Inryoku/Gravitation at midnight)
[balloon「真夜中の引力 (ft. 初音ミク)」歌詞]
例えば僕らはじめから別のところで息を吸ってたって
特になにも変わらないだろう寂しい夜は殺せないだろう
隠したはずの日没も別のところで顔を見せてたって
僕に関係はないだろう虚しい浮力は消せないだろう
真夜中の引力に僕は足を掴まれて溺れてく
それならばいっそ深い深いところまで一緒に行こうか
今どうなったっていいから今どうやってあなたに伝
えればいいかわからないの
揺蕩ったその灯りに写りこむ憂いは
誰かの面影を潰してるの
もしも感情が朽ちるなら 枯れた後の僕なんか放っといて
既に聞こうとはしないから 悔しいけれど帰れないから
忘れたはずの生活も いつか光を無くし褪せていって
それはとても悲しいから 悲しいけれど仕方ないから
曖昧な空灰を呑んで真似た心臓に音は無く
くたびれたシャツを抱いて夜はさかさまに形を変えたの
束の間の無邪気に染まりゆく心は
いつ溶けるなんてわからないの
塞がった僕の病理に重なった夜の声が
不甲斐無くただ響くばかり
朝が来るのは恐ろしいから互いの目を塞いだ
それはとても馬鹿らしくて声が震えない様にと わざと咳をしたんだ
まるで言葉を失ったみたい冷えた足をぶつけた
こんなくだらない日々でもとてもとても愛してるよ
なにも感じないくらいに
じゃれ合ったその手のひら間違ってたとしても
それじゃダメだなんて思えないの
からかったような声は誰に歌う為なの
嘘の様な夜を唱えないで
今どうなったっていいから今どうやってあなたに
伝えればいいかわからないの
揺蕩ったその灯りに写りこむ憂いは
誰かの面影を潰してるの
今どうなったっていいから