初音ミク (Hatsune Miku)
拝啓、何者にもなれなかった僕へ。 (Dear Me Who Could Not Be Anything)
[PolyphonicBranch「拝啓、何者にもなれなかった僕へ。(ft. 初音ミク)」歌詞]

すれ違う人の波にのまれて息が苦しくなる
人は誰かの為に生きているというけど
こと僕につきましてはその道理に叶うはずもなく
ただ無意味な人生を歩んだと言わざるを

報われないほど臆病になってく
不条理から逃げ出して何処に向かってくの
行きたい場所が想い出せないなら
それは二度と取り返すことできない宝物だ

あの日の僕に止めを刺したんだ
どうしようもないくらいに求めた感情
瓦礫に咲いた小さな花ですら
誰かを幸せにしようとした

すぐに忘れてくれていいよ
それでも悲しいフリを期待した
本当じゃなくてもいいから もっと
埋めてしまえたなら寂しくないから

さぁさぁ眠ろうか 暖かいベッド
明日のことなんか知らなくていい
さぁさぁ 甘いの おひとつどうぞ
夢の中では幸せ

幼いまま歩き出してしまって
気がつけば泥だらけ声にだせなくて
胸の奥から消えてしまったもの
それは二度と取り返すことできない宝物だ

なりたいものは何だったのでしょう
振り返って悩んだって あふれなくて
消えたいほどに独りになったのに
期待して影を追いかけてゆく

言葉にすれば消えてしまう
いつかまたなんて約束しない
言葉なんて曖昧なものきっと
優しくないからね
邪魔なものは捨ててしまえばいいんだ全部
君の声も 嘘も
幻にしてしまえばいいから

あの日の僕に気づかないフリした

あの日の僕に止めを刺したんだ
どうしようもないくらい求めた感情
瓦礫に咲いた小さな花ですら
誰かを幸せにしようとした

君が教えてくれたことは
まだずっとずっと響いて鳴り止まない
どうしようもないくらい求めた感情
忘れてしまったら 寂しくないから