​amazarashi
拒否オロジー (Kyohiology)
​amazarashi「拒否オロジー」歌詞

[Intro]
応答せよ、応答せよ

[Verse 1]
本日、7号線を南下する北風を見送った東北から
押し黙る空を無数に漂流する、出口無きそれぞれの地獄たちへ
「色々あったな」では済まされない、色々の一つ一つを
あるいは、
未だ得体のしれない、心に翳り続ける憂いの数々の出生を
つまびらかにする為に 性懲りもなく
相も変わらず ここに立って呼びかける

[Chorus]
応答せよ、応答せよ

[Verse 2]
ミズーリを疾走する、若き太陽熱と無暗な排気量をもって
人が生きるという巨大な山影に抵抗を試みる少年らは
一つの苦悩につき、一つの窃盗を夜ごと働き
世界への仇討ちが大儀であるかのような腹を決めた形相で
小さな悪事をけち臭く積み上げた
結果、多くの証明を反故にされた私たちはついには瞳を濁し
その青い栄光と失敗にブックカバーを被せ
雪が降る朝のプラットフォーム 出勤前の束の間の空白に
かじかんだ手でページめくれば あらゆる行間に孤独が住み着いたのだ
私の叙情も感傷も、果たせなかった拒絶である
電波塔が貫く空も、下校する子供らの足取りも、果たせなかった拒絶である
カナリヤが鳴いている
それと同じように、私の拒絶は震えている

[Chorus]
応答せよ、応答せよ
檻を蹴破れ 服役囚よ

[Outro]
都市の路地 文字起こし 星殺し 拒否オロジー