amazarashi
マスクチルドレン (Mask Children)
amazarashi「マスクチルドレン」歌詞
[Verse 1]
この世界は少し煩すぎるから カーテンを全部閉め切ったよ
結露した窓を擦って覗くように 恐る恐る世界を窺ってた
忙しい日々がやがて土砂となり それに憧れは埋没して
気付いた時には もうすでに手遅れで 息もできぬまま数年が経ってた
[Verse 2]
諦めの萌え木 レジスターの奴隷 心が腐らないように
冷凍する必要があった
弁当をレンジで温めながら 心溶かしてくれ 心溶かしてくれ
[Chorus 1]
表情すら隠す癖に 分かってほしいだなんて
後ろめたくて当たり前 夜勤明け光る朝焼け
こんな一日の終わりに不釣り合い
まだ何も成してない 僕の今日を照らさないで
[Verse 3]
頭ん中が少し煩すぎるから 喜怒哀楽を全部殺したよ
うざい客の怒鳴り声も遠く響く その分ビールの本数も増えたけれど
飲み屋で同級生の自慢話には 相槌打って愛想よく
くだらねえと唾を吐く心の声に 一番くだらないのは僕だと青ざめる
[Verse 4]
昔描いてた 将来や夢は 最低賃金で売り払った
こっから歩む一歩の価値も
たかが知れてる どうせ底値なら 心躍る方へ せめて望む方へ
[Chorus 2]
言いたい事言わぬ癖に 分かってほしいだなんて
無視されたって当たり前 東京に取り残されて
僕が居なくたって回ってく世界
まだどこにも行けない 僕の今日を無視しないで
[Verse 5]
僕は今日もマスクをして家を出る 口煩い東京から身を隠す為
言えない事を言わなかった事にする為
やれない事をやらなかった事にする為
そしたら僕の声も失くしてた 自分にさえ本音隠すようになってた
[Chorus 3]
本当は飛び出したい癖に 僕なんかじゃ無理だなんて
「そんなことはないよ」だって 誰も言ってくれるわけねえ
そんな一日を幾つ殺して 僕は今最低に立ってる
僕の始まりには似合ってる
[Chorus 4]
居ても立っても居られずに 家とは逆の方向へ
後ろめたささえ晴々 同じようで違う朝焼け
理想叶える為犠牲になってくれ 最低な幕開け
この始まりを照らしてくれ